目の疲れの感情的な共通点
目は外気と粘膜が、直接接触れる珍しい器官で、とてもデリケートな部分です。
血行不良とも関係があるために、頭痛や肩こり、めまいなどと併発する方も多いかと思います。
目に関しては、どのような症状があるでしょうか?
- 涙がでる、涙が出にくい
- 視界が狭くなる
- 緑内障や白内障
- ピントが合わない
- 光が眩しく感じる
- 目の奥に圧迫感がある
パソコンやスマホの使用時間をコントロールしたり、姿勢を意識してみたり、目薬やサプリなどで
対処する方法もあります。
これらの対処で再発を繰り返す場合は、どのようにアプローチをしていく必要があるのか、
症状=内臓=感情の関係性を踏まえて説明していきます。
目と内臓の関係
目に関連性のある内臓は何だと思いますか?
よく言われているのは、肝臓が関連性のある内臓として挙げられるのですが
これまでのセッション経験から出てくる内臓は、胆嚢、胃、膵臓、膀胱が多く関わっていました。
今回は、胆嚢、膀胱をメインに目の症状と感情に関しての関わりを書いてみます。
胃や膵臓の感情に関しては、吐き気(逆流性食道炎)の症状で説明していますので参照してください。
胆嚢と目の関わり
胆嚢はどのような働きをする器官でしょうか?
マイナーな内臓なのでよく分からない方も多いと思います。
胆嚢は、肝臓で作られる消化酵素を溜め込み、濃度を調整して再度、十二指腸へ届ける役目を担っています。
胆嚢が、目の症状と関わる理由の一つとして、経絡の存在があります。
経絡はエネルギーの流れる道の役割があるのですが、胆嚢の経絡は目尻から、足の薬指に向かって流れています。
この経絡に流れるエネルギーが乱れることにより、目の器官にダイレクトに影響していきます。
では、胆嚢の経絡エネルギーに負荷をかける感情とは?
『怒り』です。
自分自身や周囲の環境や人に対して、怒りを感じる事が多い方は、胆嚢の経絡に過剰なエネルギーが
送られることになります。
そのアンバランスが、目の働きを抑制したり、過剰に促進してしまうことになります。
膀胱と目の関わり
次は膀胱に関してですが、膀胱はメジャーな器官なので説明は不要ですね!
この膀胱の経絡も、胆嚢と同じように目と関わり、目頭から身体の背面を通って足の小指に流れています。
膀胱に負担をかける感情は何になるでしょうか?
『恐怖』です。
対人関係の恐怖や、緊張感強い生活環境、漠然とした未来への不安など、様々なケースがあります。
これらに該当する感情を継続的に感じた場合、膀胱の経絡エネルギーが乱れ、目にストレスを与えます。
このように、感情から、内臓へ、そして目の器官へのストレスと繋がっていきます。
他にも、このような思考が目に影響するケースがあります。
- 生活の中で、直視したくない人や、事柄がある。
- より良い未来を創造することに情熱が湧かない。
上記の思考から目の症状へ発展したケースで、視力が低下した場合に、コンタクトやメガネでピントを合わせる処置をするかと思います。
しかしまたピントが合わなくなり、どんどん度数をあげる状況になってしまいますが、その原因が、物事を直視したくないという意識が働いた結果、意図的にピントをずらしているかもしれません。