吐き気の症状は、身体からどのようなメッセージがあるのでしょう?
意外と悩んでいる方が多いと感じる胃酸や吐き気の悩み
一般的に原因とされているものは
- 食材の中に、食中毒となるものが入っていた。
- お酒、過食などの過剰飲食
- つわりなど、ホルモンバランス
- ストレス性
このような背景が、一般的に思い浮かびやすいと思います。
吐き気だけの症状以外にも、寒気、下痢、頭痛などの症状と併発する方も多く
あまりの辛さに薬は使いたくないが、どうしようもなく服用している悩みも多いです。
生モノや、消費期限が過ぎた食材を口にしたなど、わかりやすい原因であれば対処しやすいですが
原因の見当たらない吐き気で悩みの方も多くいらっしゃいます。
吐き気に関する内臓や感情とは
先ずは、消化に関わる内臓にスポットを当ててみましょう。
歯の咀嚼から始まり、出口の肛門までの間には、様々な内臓が関わっています。
今回の吐き気に関しては、胃、膵臓、を中心としたお話になります。
胃はとてもメジャーな内臓なので、改めて働きに関しての説明はいらないと思います。
膵臓は、糖に関するインスリンなどの酵素で有名ですが、胃の裏側に位置していて、消化を助ける
酵素を分泌してくれる内臓でもあります。
胃や膵臓がストレスを受ける状況とはどんなケースでしょうか?
2つの内臓には、ある特定の感情パターンに対して反応する特徴を持っています。
それは、共感する感情と、同情する感情になります。
普通の感覚で言えば、共感することや同情するなどの気持ちは、良い心の持ち用として
考えられる感情なのですが、、、その感情が過剰にいき過ぎた時や、逆にその心を見ないように
無視した時など両極端に振れ過ぎた時は、胃や膵臓に流れているエネルギーバランスを
崩すことになります。
例えば
- 相手の話す内容に関して、全てに同意を示す癖がある
- 相談を受けた時の内容などに、あたかも自分の経験かのように感じて感情が強く動く
- 映画や、ドラマなどの世界観に入り込みやすい傾向がある
- 素直に感じた感情を押し殺して、見ないように振る舞う
感受性が強い、又は自分の感情を無意識に抑え込む。
こんな傾向性の強い方が注意で、その結果として、消化活動ができなくなった胃や膵臓は、
飲食を拒否したり、働きをリセットをしようと、吐き出す作用を起こします。
それ以外に、コミュニケーション上で起こる”納得いかない、腑に落ちない”など、感情の消化不良も、
消化活動に大きな影響を与える事もあります。
吐き気が朝などに集中する方や、長い期間吐き気が続く方がいらっしゃいます。
症状にパターンがある方は、その直前あたりに考えていた事、又は感じていた感情などを意識して
みると原因となる背景が見つかると思います。
これまで来店されたお客様に関する、吐き気の原因のパターンは、おおよそ対人関係にある事が多かったです。
自分を押し殺した関係性の付き合いや、意見の相違などで納得のいかない関係性などなど。
このような場合に相手を変えようとしてしまい、悪循環に陥ってしまう方もいます。
症状の答えは相手の中にはありません、自分自身の中にあります。
そこに気が付いて、腑に落とす事ができた方は症状を卒業していきます。
焦らずに自分自身と向き合って見てください。