便秘解消には”これ”なんてある?
便通の悩みは多くの方にあるあるの症状だと思います。
女性や高齢者が抱えやすい悩みのイメージがありますが、リサーチ情報でもおおよそ合っている感じがします。
TVや雑誌などのメディアでは、便秘薬や便秘に効果のある食材がかなりの頻度で紹介されています。
その事実だけでも、皆さんの関心度が高い結果であることが伺えます。
流石に ”この食材で便秘が解消する” なんてのはごく一部の該当者だと思っています。
そんなスーパーフードが存在するかどうかはわかりませんが、便秘の原因は個々違いますので、TVで取り上げられた食材が夕方には陳列棚から無くなるという現象には驚きます。
症状一つ一つには身体からのメッセージが含まれていると考えていますので、この記事の内容と自身を擦り合わせてみて、少しでもメッセージに気づくキッカケになればと思います。
便が作られる簡単な仕組み
便は何から作られ、どの様な仕組みで排出されていくのかご存知ですか?
お悩みの多い症状だけに、ネット上には詳細な情報があふれていますので簡易的にまとめてみます。
便自体がほとんど口に入れた食材からできていると思っている方もいますが
割合のほとんどはこの3つで構成されています。
・食材のカス ・腸壁の劣化したカス ・腸内細菌の死骸
食べた食材を胃や十二指腸の器官で咀嚼し分解していくのですが、
その過程で胃液や膵液、胆汁などの消化酵素が混ぜ合わされ必要な状態へ形を変えていきます。
消化された物が小腸へと運ばれ、身体に必要か不必要かを選択しながら必要なものは腸壁から吸収し、残りは大腸へと運ばれます。
大腸でもある程度の分別は行いますが、基本作業は液状の材料を時間をかけ水分を抜きながら、皆さんが想像している便の形へと仕上げ直腸の出口付近で待機させ、脳からの排出命令を待ちます。
この様な流れを体内では行なっているのですが、何が問題となって便秘や下痢の症状となるのでしょうか?
便秘や下痢になる要因と傾向
腸がスムーズに活動を行うにはベースとなる条件があります。
それは自律神経の副交感神経が優位に働いていないといけません。 簡単にいうと精神状態がリラックスしている状態を作らないと、腸はスムーズに作業をできないのです。
旅行先など非日常の環境にいると便通が無くなる経験があると思いますが、まさにそれです。
起きている時間帯は、五感の刺激が活発なので基本的に交感神経が優位になります。
そのため腸の活動時間としては夜、睡眠時が重要となります。
睡眠の時間帯や睡眠時間の確保、質などが鍵になる方もいらっしゃると思います。
また、学校や職場、自宅でも緊張感が抜けない方がいらっしゃいますが、そんな方は要注意です。
緊張しやすい方や常に思考を巡らしている方は、強制的に副交感神経(リラックスモード)へ切り替えるために深呼吸が有効です。
深くゆったりとした呼吸を意識的に続けると、自然と神経モードが切り替わっていきます。
深呼吸が苦手です。 という方はこちらをご覧ください
便秘ではなく常に下痢気味の方は、交感神経が優位になり過ぎて大腸の活動がオーバー気味になってしまいます。
本来は大腸でゆっくりと水分を抜きながら便を形成するところ、大腸の過剰な活動によって水分が抜かれる前にそのまま便意をもよおし、排出してしまっている状態です。
便秘の悩みまとめ
先ほどの内容も含めながら原因をまとめてみます。
- 自律神経の乱れ(交感神経優位) 便秘にも下痢にも該当
- 食物繊維の不足(不溶性、水溶性共に)
- 新陳代謝の低下(体温の低下、栄養のアンバランス)
- 腸内細菌の減少(食生活の悪化)
- 運動不足(振動など外部の刺激)
- 睡眠の質(時間帯や睡眠時間の確保)
- 固形物をしっかり噛む(唾液の分泌、胃結腸反射)※胃が活動を始めると連動して腸も活動を開始します。
- 体内温度の冷え(冷えによる内臓下垂、腸の圧迫)
- 呼吸が浅い(肺の動きが鈍いと大腸の活動にも影響が出ます)
- 過去の出来事を引きずりやすい(クヨクヨしやすい性格)
- 悲しみや寂しさを感じる事が多い(物事の解釈がネガティヴになりやすい)
便秘に影響しやすい内容をまとめてみましたが、該当しそうなものはありましたか?
同じ行動をしても身体の反応は一人一人違いますので、少しずつチャレンジをして自分なりの取説を確立してみてください。
症状お気軽にLINE無料相談
・昔からストレスに感じている症状の原因って何だろう?
・何度も繰り返す症状の原因って何だろう?
・年齢や体質の問題と説明されるけど、本当にそれだけ?
・手術を勧められているけど、その選択肢しか残っていないの?
など、疑問に感じている事がありましたら何でもお気軽にご相談下さい!!